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働けて学校にも行ける権利のあるワーキングホリデービザ。自由度の高いビザではあるからこそ気になる、語学学校行くべきか行かなくても良いか問題。せっかくお金と時間を用意していくのなら、実りの多い滞在にしたいですよね。どう過ごすかはあなた次第。行ってもいいし、行かなくてもいいんです。悩みますよね。一緒に検証してみましょう。
ワーホリだと語学学校には行かない方がいい?
行かない方がいいということはないと筆者は思います。何かしら得るものがあるはずです。
しかし安いものでもないので、自分を見つめて、行くか行かないかを決断されると良いでしょう。
そもそも学校に通って集団で授業を受けるという形態が好きではない方は、プライベートレッスンの方が良いかもしれません。
実際に日本人の生徒で、やる気がなくさぼりがちで出席日数があまりにも少ない人、ツンツンとげがあり、クラスメイトや先生に文句やきつい事ばかり言って八つ当たりしてくる救いようのない一匹狼の人がいました。
そういう方は、英語の勉強以前の問題を解決してから入学されることをおすすめします。
それから、語学学校に行けば自動的に英語が話せるようになるという過度な期待はもたないこと。
語学学校を生かすも殺すも、あなたの行動次第です。
語学学校でなくとも、教会でボランティアによる無料の英語クラスがあったり、大人の教養講座に外国人のための英語クラスがある地域もあります。これらは費用の面では有難いですが、授業が毎日あるわけではないので、集中して勉強したい人には向きません。
大抵の語学学校は毎週月曜日始まり、特別なコースであれば日にちが指定されていますが、基本的にいつでも入学できます。そのため、迷っている方は渡航してから決めても問題ありません。
語学学校に出向いて直接話を聞いたり学校の雰囲気などを確かめてからでも良いでしょう。
実際に筆者の友人には、ジャパニーズレストランで働きだしたものの自分の英語のできなさに気付き、夜間クラスがある語学学校に通い始めた人もいました。
自分が行きたいと思った時に学校に行けるのは、ワーホリビザの良さですね。
それぞれの目的によって違いますが、
ワーキングホリデーを観光を重視して海外生活を体験したいという人へで、
すでに英会話が十分できる、
何度も海外へ行ったことがある人なんかは語学学校に行く必要は兄かもしれません、
もしくは学生時代にもうすでに語学学校に行って勉強した人。
案外と、英語圏の英語学校は同じ教材を使ったりしているので、同じことの繰り返しになるかもしれません。
授業内容や教材をチェックして語学学校の申し込みをすることをおすすめします。
まだ、一度も留学経験がなくて、
海外の語学学校へ行ったことがないそんな人は
きっと
ワーキングホリデーの最初の3か月は、
語学学校で英語を身に付けてからのスタートの方が苦労しなくていいと思います。
語学学校に行く意味がある人おすすめの期間とその費用
ワーホリビザで語学学校に行くとしたら期間はどれくらい行こうか迷いますよね。私はいろんなことをしたいので現地の英語を学ぶにしても最初の2か月間くらいは行きたいと思います。
費用は、ニュージーランドで行ったときは入学金$250と1週間の授業料$405x8週間、テキスト代$50で計$3540 必ず海外旅行保険は加入しなければなりません。
12週間申し込みと割引してくれる学校も結構ありましたよ。
こちらの項目では語学学校に行く意味がある人についてお話します。
筆者は英語の勉強が好きなので、語学学校は本当に行って良かったと思っています。
新しい環境を楽しめる人には本当におすすめです。
純粋に、世界のあちこちから来た生徒と一緒に勉強するというのがとても刺激的です。
筆者は、22歳の頃にイギリス(ロンドン)と、27歳の頃にニュージーランド(オークランド)でそれぞれ2カ月ずつ語学学校に通いました。
イギリスの語学学校のクラスメイトにイタリア人とスペイン人女子達がいて、彼女達が授業中に積極的に発言するのには心底驚きました。先生がまだ説明している最中にも話し出すありさまで、よく先生に「最後まで言わせて」と注意されていました。彼女達は自分の英語か完璧かなんて気にせずに、バリバリのお国訛りでも恥じらうことなく発言していました。
一方で同じクラスの日本人と中国人は静かに聞いているだけで、わからない単語はこっそり机の下で電子辞書で調べている生徒が多くいました。それに気付かれては先生に「わからない単語は私にきいて!」と授業中の辞書使用禁止令を告げられていました。
そんな状況だったので、筆者もラテン女子を見習ってわからないことは積極的に質問することにしました。
先生が他の生徒の相手をしている時は隣の席の子に、「ねえ、この単語の意味知ってる?」と声を掛けて教えてもらっていました。ついでに会話に発展して一石二鳥です。
積極的に発言するようにすると、より授業に参加している感覚があり、勉強に身が入ります。
大人数の前で発言するのに抵抗がある方は、少人数で授業する学校を選ぶと良いでしょう。
【筆者が思う、語学学校に行って良かったと思う点】
- 一度に複数の国籍の友達が出来る
- 他の国の生徒達に刺激を受ける
- 友達が出来ると海外生活は充実する
- 色んな国の訛りに触れられる
- 英語だけでなくその国についても学べ、更にクラスメイトの国についても学べる
- 語学学校がイベントを用意してくれ、学生料金で観光が出来る
- ホームステイなどの滞在先の手配を手伝ってくれる
- 毎日話す練習が出来る(意欲次第)
- 先生方は教えるのに慣れているので、生徒の質問に対して具体的に回答してくれる
- 説明が全て英語なのでリスニング力も伸びる
なぜ2カ月だったかというと、ロンドンの方はたまたま申し込んだインターンシッププログラムに語学研修が付いており、2カ月と決められていたからです。語学研修なしも選択できたのですが、語学学校ってどんな感じなんだろうという好奇心で行ってみることにしました。
オークランドの方は、知人2人からのアドバイスがあったからでした。現地での生活を始めるにあたって人脈作りや現地の情報を得やすいということで、とりあえず2カ月は行った方がいいと。
2カ国の語学学校に行くと、国、学校、自分自身の比較ができて面白いです。
それぞれ自国の文化を盛り込んだ授業を先生方がしてくださったお陰で、英語だけでなく風習や生活に役立つ情報、それぞれの国のアクセントやお国柄というものも学ぶことが出来ました。
クイーンズイングリッシュに誇りを持つイギリスでは、おばあちゃん先生が「あなた達には汚い言葉で話してほしくないわ。”I wanna”とか “I’m gonna” とか、くだけた言葉は嫌ね。」とおっしゃっていました。
一方フランクなお国柄のニュージーランドでは、イギリスのおばあちゃん先生が嫌っていた表現を若い男性の先生が授業でしっかり教えてくれました。(お国柄というか世代の違いもあるかもしれませんが・・・。)
どちらの語学学校でも複数の先生の授業を受けました。先生によって教え方も変わりますし、教える内容も変わってくるので、筆者はそれも楽しんでいました。
イギリスで使っていた教科書と全く同じものをニュージーランドの語学学校でも渡された時はびっくりしました。
こっちでも同じ教科書使ってるのかと。
高い学費をわざわざ払ってまた同じ教科書の授業を受けるのはもったいないと思ったので、学校に事情を説明し、違う教科書を使っている同じレベルのクラスへ入れてもらいました。
2度目の語学学校は自分の成長を実感できる感動ものでした。
イギリスでは General English Course ( 一般英語コース ) の中級クラスにいました。先生の説明に知らない単語が出てくると、それ以降の話が分からなくなって焦ったり、渡されたプリントの質問の意味がわからずに悩んだりしていました。
ニュージーランドでは同じコースの Upper Intermediate ( 中級の上 ) のクラスに振り分けられました。そしてそこでの先生の話がわかること!
上級のクラスには入れなかったものの、細々と勉強を続けてきた自分の成長を実感した時期でした。
せっかくなのでちょっと難しいことをしたいと考え、Upper Intermediate のクラスをある程度受けてから IELTS対策のクラスに入りました。しっかり試験の戦略を教えていただき、実際の試験でも役に立ちました。
語学学校で直に様々な国の生徒たちのアクセントを聞いて生活していたお陰で、今では色んな国のアクセント強めの英語もだいぶ理解出来るようになりました。
当時は「??????(なんの話題かすらわからん…。)」といった感じでしたが。ネイティブスピーカーばかりと交流してきている人より理解できていると思います。英語は国際語なのでこれは強みになります。
語学学校に入学することにしたら、事前に文法用語を英語でなんというのか覚えておくのを強くおすすめします。
語学学校では全ての説明が英語ですので、「先生が今言った単語どういう意味だろう?」と引っ掛かり、そのあとの話が頭に入ってこない!調べてみたら、なんだ、文法用語か~なんてオチを免れます。
【覚えておきたい文法用語】
- noun(名詞)→ 人や物の名前( supermarket, Tom, cat など)
- verb (動詞)→ 行動や状態を表すもの( walk, do, think など)
- adjective(形容詞)→ 名詞や代名詞を説明するもの( beautiful, noisy, new など)
- pronoun(代名詞)→名詞を置き換えたもの( he, them, yours など)
- adverb(副詞)→ 動詞に更に情報を加えるもの( soon, very, slowly など)
- preposition(前置詞)→ 二つの物や人の場所などの関係性を示すもの( in, over, with など)
- conjunction(接続詞)→言葉や節をつなぐもの( and, because, neither など)
- article (冠詞)→ 特定または一般的な物や人を表す名詞の前につくもの( a, an, the )
- interjection(感嘆詞)→ 感情を表すもの( oops, oh, yuck など)
- determiner(限定詞)→ 名詞を限定するもの( my, few, those など)
ワーホリを楽しまずに帰って来る人の特徴
自分で決めてやって来た地で、「あれもこれも日本の方がいい」、「こんなのありえない」、そんな不満ばかりを感じている人はワーホリに行く意味がありません。
慣れ親しんだ日本を離れて、自分の成長を期待して行く人は多いはずです。
文句ばかり言って理解に努めないならば、「あの国はひどい所だった。やっぱ日本最高~。」という結論になるだけの体験で終わります。
どの国にも日本には無い豊かな面があるはずです。ひとつの物事に対してのアプローチは何通りもあるのです。
期待と現実に差があるとき、どう行動するか。
あなたがどう行動するかで有意義なワーホリになるか、旅行に毛が生えただけのワーホリになるかが決まります。
ワーホリで行動力を発揮できない人は、帰国後も、前と大して変わらない自分のままでしょう。
ワーホリで失敗したこと
筆者が見てきたワーホリの人達で、せっかくのワーホリ生活を有意義に過ごせていないように見えた人達がいました。二人の例をご紹介します。
【A君の場合】
スノーボードが大好きなA君。スキー場で働きたくてニュージーランドに来たのに、いざ来てからそのスキー場のスタッフ募集はとっくに終わっていたことを知り、結局寿司屋で働くことに。彼はワーホリのビザが切れるよりも数カ月早く帰国しました。
勿体ない
【B君の場合】
ニュージーランドでクラフトビール作りをしたくて、渡航前から数社のブルワリーと連絡をとって一社が受け入れてくれました。ところが、いざ何度か働かせてもらったあと仕事を頼まれなくなってしまいました。彼は結局ジャパニースレストランに落ち着きました。休日は部屋にこもり、仕事と家を往復するだけの日々を送りました。
具体的にやりたいことがあるなら事前によく調べて準備してから来るのが良いですが、いざ来てみたら想定していなかったことが起こるのもワーホリです。
プランAがダメならプランBをやってみようという柔軟な発想力と行動力があるかないかで、せっかく取得したワーホリビザを最大限に生かせずに帰国することになるでしょう。
英語力が期待と違って全然伸びなかった、と帰って行く人達がいますが、そういう人たちは日本人コミュニティにどっぷり浸かって生活していたなど、伸びなくて当たり前の行動をしています。
思っていたのと違ったから帰国する、というのはあなたの自由です。しかし、これは年齢制限もあり、今後何度も取れるビザではないんです。後悔のないよう最大限に生かしてみましょう。
まとめ
自分次第でどうとでもなるワーキングホリデー。
しっかり情報収集をして、プランA、プランB、プランCと、選択肢を複数用意して柔軟に行動しましょう。
頑張った自分を誇りに思いながら帰国したいですね。