留学から帰ってきたら、さて、今度は就活です。
留学前から心配していたこと…この留学経験を就活にうまく生かせるのか?
留学経験者全員がその経験を就活に生かせないことは念頭に置きながらも、出来ることなら最大限にこの経験で得たものを生かしたいですよね。
このページでは留学経験を就活に生かすために意識しておくこと、面接や作文の注意点をご紹介します。
目次
留学で学んだことを就活などに有利にするコツ
留学前・留学中に気を付けておくべきこと
就活で自己アピール材料のひとつに留学経験を活かしたいのであれば、一貫性が大切です。
ただなんとく、かっこいいから、みんな留学してるから、というような漠然とした理由では、留学先でも楽しくないでしょうし、良い経験ができないでしょう!
では、留学はただの旅行と何が違うのでしょう?
なぜ、わざわざ留学したのか、なぜ、その国なのか、なぜ、その学校なのか、何を目標とするのか、やってみたい事はなにか、などと留学前からある程度はっきり考えて、現地でも試行錯誤しながら行動していきましょう。
ただ外国でのんびり過ごしたいのであれば、それはそれで良しです。そこから周囲になるほどと思わせる学びがあれば良いですが、大抵の場合そうはいかないでしょう。
留学経験者は大勢いるため、遊んでいただけの留学や短期留学ではなく、インターンシップ経験者や海外大学卒業者といった成果を収めている人の方が有利です。
この人なら入社後活躍してくれそうだ、一緒に働きたい、そう思ってもらえる知識や人間性を育むように考え、行動しましょう。
留学で学んだことや英語を就活の面接・質問で役立てる
企業によっては面接で留学経験について質問すらされないこともあります。
留学経験を自分のアピールポイントにしたいという場合は、自分から積極的にその話をするようにしましょう。
TOEICなどの点数があまり高くないけれど英語力を自分のセールスポイントにしたい場合は、英語を話せる社員の少ない会社を選んだ方が自分の価値を上げられ、重宝がられる可能性があります。
応募先の会社がどれくらいのレベルの英語力を求めているのかを確認しておきましょう。
けれど、英語力があなたの唯一のセールスポイントではないはずですし、それだけを求めている会社はない事を忘れてはいけません。
まずは実際に面接でどういう質問をされるか想定しておきましょう。
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- 留学した動機
- なぜその国を選んだか
- なぜその学校を選んだか
- 何を勉強したのか
- 留学中に起こった問題にどう対処し、乗り越えたか
- 留学経験を経て、人間的にどう成長したか
- 帰国してからどう生かされているか、どう生かしていくつもりか
志望する企業や部署に合わせて、留学経験で得たものを具体的にどう仕事に生かせるかを自分で解説できるようにしておきましょう。
特に、留学中の失敗から学んだことを話すと効果的です。
他の留学生との差別化を図るには、あなたという人がどういう人間かを伝える必要があります。
この人と一緒に仕事したいと思ってもらうことが重要です。
あなたが新人を受け入れる立場の側なら、英語はできるけど、勤務態度がいまいちな同僚は欲しいですか?
会社によっては、英語が必要な案件の時だけ社外の人に頼むことも可能でしょう。
それよりも、一緒に仕事をしやすい人を欲しいと思うでしょう。
事実、高学歴で履歴書は立派でも、いざ面接で落とされてばかりの人もいます。そういう人は、この人とは働きづらそうと会社側に思われているのです。
そんな訳で、履歴書が特別に立派でなくともあなたの人柄で買ってくれるところはたくさんあります。
留学で学んだことの就活の自己PRに盛り込む方法
英語力だけがあなたの強みではありません。留学先で思いがけない状況に出くわしていく中であなたが身につけたものはいくつもあるはずです。
例えば、
- 多様なバックグラウンドを持った人々と意思疎通をし、自分の意見を伝えつつも相手の意見も聞き入れ、尊重する能力
- 新しい環境に溶け込む適応力
- 思いがけないトラブルがあっても動じずに、冷静に対処していく能力
- 自分で考えて行動する能動的な姿勢
- 日本を客観的に見る目
留学をした、ということだけでは強みにはなりません。留学先で何をしたか、何を学んだかです。
しかし、他の留学生と差別化を図りたい場合には、抽象的な表現の羅列よりも、具体的なエピソードを盛り込んでアピールすると面接官に印象を残せるでしょう。
留学を就活の自己PRに使う例文の書き方 文章で表現する場合
①留学した動機 → ②実際にどんな体験をしたかを具体的に書く → ③学んだことのまとめ
…という流れで書くと自然です。
文字数により制限がある場合は、②の「実際にした体験」を要約して、文字数を抑えましょう。
「留学経験を生かしたい」という文章は、使い古されていて会社側に響きません。
その一言を書いて文字数を無駄にすることなく、あなたの思いを伝える内容を書きましょう。
留学経験者が就活で自己PRに使う例文
英語の例文~What I Learned From Studying Abroad~
留学で学んだことアピールする就活用英作文の例をご紹介します。アレンジしてお役立てください。
Since I read an article about ~, I dreamed of studying ~ in ~. There is no school that I can study it in Japan. I thought it would be helpful to work as a ~ in the future. I leaned many things within my time of studying there, not only about~. Overcame many challenges especially when I was working at ~ as an intern, I faced troubles such as ~~~~, ~~~~ , and ~~~~~. They seemed complicated to solve, however, those experiences taught me that flexibility is crucial. I now have an art of staying calm and dealing with troubles with creativity. I believe that my knowledge towards ~ and the skill will be strong assets to work in your team.
「~についての記事を読んで以来、~で~について学ぶことが夢でした。日本にはそれを学べる学校がありません。将来~として働く上で役に立つと思いました。そこで勉強をしている間に、それ以外の事も多く学びました。特に~でインターンとして働いた際、~、~、又~といったトラブルに遭遇するというチャレンジがありましたが、乗り越えました。解決するのが大変そうなことに見えましたが、これらの経験は柔軟性が大切であるということを教えてくれました。私には落ち着いて創造的に問題を対処する能力があります。~の知識とその技術は、あなた方のチームの強みになると信じています。」
留学を有利に使える次の就職も考え面接のスケジュールを
全員が希望通りの会社に就職できるわけではありません。就職はタイミングもあるので、あなた自身を否定しないことです。あなたが留学中に成長した事実は失われませんし、無駄になることはないのです。
もし、あなたが全く英語を使わない職に就いたとしてもがっかりする必要はありません。形を変えて、引き続き英語を使い続けていけばよいのです。使わないことには忘れてしまいますから。
どうしても英語を使った仕事をしたいというこだわりを捨てられないのであれば、他のチャンスを掴むためにコツコツ勉強を続けていくべきです。
チャンスは何度でも!なかなか自分の希望する会社に就職できる人はそういないでしょう!しかも、留学を有利に考えてくれて職場で海外赴任があったり、英語を使う職場でもなんでもなかったり、ただお金のために働いているという人もいると思います。でも、あきらめずに希望をもって考え方を変えてください。
英語の勉強を引き続き続けていれば、TOIECなどの高得点をとり、それば次の就職のステップになるかもしれません。外資系の会社は経験者を雇う傾向にもあります、
留学経験者ということで、いろんな経験をしているあなた。
さあ今からスタートです。
諦めずに、次の面接のスケジュールが立てれるように準備をしましょう!
留学して就活後にも次の就職に役立る方法はこれ
- 英会話教室に通う
- オンラインで英会話レッスンを受ける
- 留学先でできた友達と連絡を取り続ける
- 地域の国際交流事業のボランティアメンバーになり活動する
- 地域に住んでいる外国人の友だちをつくる
- YouTubeやSNSで英語学習系のチャンネルやアカウントをフォローする
- YouTubeやSNSに英語で投稿する
- 英語学習系の書籍で学習する(デジタルとアナログ、あなたに合った取り入れ方をして楽しみましょう。)
- 英文で書かれた書籍を読む
- 英語で独り言を言う
- スケジュールや日記を英語で書く
- 英語のライティングを英会話教室の先生やネイティブスピーカーの友達、またはライティングの添削に特化したサービスを利用して直してもらう
日本に住んでいる外国人は、日本語や日本文化について知っているので話しやすいです。話題に困ることは少ないはずです。まだ来日して間もない人であれば、不慣れな日本の生活の中で日本人の友達がいるのは心強いでしょう。あなたが留学先でしてもらったように手を差し伸べて、日本の生活が楽しくなるよう応援してあげましょう。
インターネットも大いに活用しましょう。
YouTubeやSNSに英語で投稿し続けていたら、お仕事の依頼も来るかもしれませんよ。
英語を使う会社に就職するだけが、あなたの留学経験の活かし方とは限りません。
留学することで広がった視野や行動力を生かして、日本での新しいライフスタイルを楽しく築いていきましょう。
まとめ
留学をした経験をきっちり自分で自己PR出来るようにまとめ上げることが一番就職活動に役に立ちます。留学に行く前に就活にも役に立つようにボランティア活動ができることを調べたり、留学中には行った国と日本の違いをメモにして毎日日記や携帯で写真を撮ったりなどマメに記憶に残るようにすることです。せっかく経験・体験したことなのに日本に帰ると忘れてしまいます。ボランティア活動に参加した時も証明書がもらえるようだったらさらによいでしょう。そして、日本に帰国後は留学経験を活かし同じような活動ができないか調べたり、イベントに参加したり、英語の勉強を継続することが、「夢のお仕事」に近づく一歩です。