不登校からの留学そして帰国子女枠での大学受験まで 5選

 

 

 

 

お仕事の関係上なのか不登校の日本の生徒さんを取り扱う機会が増えてきています。昔は優秀で英語が大好きな生徒さんが多かったのですが、今は不登校の生徒さの人数の方が増えています。

ちょっとしたことで日本の中学や高校に行けなくなった生徒さん達ですが、1年間、2年間の留学生活を乗り越えて日本の大学に帰国子女枠で合格し立派に大学生になっている生徒さんが多くいます。



 

目次

不登校からの留学ってどんなものなのでしょうか?

 

 

今実際に不登校のお子さんのことで悩んでいらしゃるご両親が多いと思います。実際に年間のべ3万の生徒さんが不登校で学校に行けずもしくは保健室に通学しているそうです。

 



例えば、中学に入って部活に入り先輩にいじめられて学校に行けなくなった。今までの友達が突然しゃべってくれなくなったなど、本人にとっては些細なことがきっかけで学校に行けなくなている生徒さんがたくさんいらっしゃいます。

 



そこで、健康面・生活面でしっかりしていて精神的にも現地でのサポートがあれば大丈夫という生徒さんには中学・高校で留学をして不登校の環境からまた新しい環境でリセットできるというオプションがあるわけです。

 


普通に現地の学校に通い頑張って一から英語の勉強をすると英語の成績も伸びてきます。そうすると日本のAO入試・帰国子女枠で日本の大学に合格できるわけです。しかも、日本でたくさん勉強して毎日塾に通って入試対策をすることなく現地の学校に9時から3時まで通学し、およそ10か月のサイクルで1学年が修了します。

 



ニュージーランドの高校は特にESOLという英語を第二言語として話す生徒のために特別の英語コースが設けられています。また、選択科目制なので苦手な化学・生物・物理など取る必要はありません。技術・アート・クッキング・体育・テクノロジーなど好きな科目を選択しても単位がもらえます。

 



兎に角出席率が大切です。学校に通学して授業をうけるだけで卒業証明がもらえると言う訳です。

 



気になるテストの結果は、やはり英語で授業を受けるので良い成績を残すことはかなり努力しないといけません。

 



日本トップクラスの大学を目指すのであればもちろん成績が良くなければいけません。

 

 

 

不登校になっても留学は問題なし!中学生からの留学が実は一番

 

 

 

「留学の一番良い年齢は何歳ですか?」とよく質問がありますが、人によって違います。
私のおすすめの時期は中学生。ちょうど環境が変わる1年生後半で不登校になる人が多いと思います。

 

 



実は中学から留学すると英語を聞き取る耳の絶対音感の幅が広いためホームシックにはなりますが、英語を吸収する一番のいい年齢であることは確かです。



13歳よりニュージーランドのSecondary school 高校に通い5年間勉強。もちろん5年もいなくても2年もしくは3年で日本の大学は帰国子女枠で受験を認めてくれところが大半です。

 

 


また、日本の高校に通いたい時は留学後や国立の高校では帰国子女の受入れ体制をとっている国立の学校があります。特別クラスで学び更に英語を強化させてAO入試などで受験するのも可能になります。

 

 

ニュージーランドの学校は下記のようなシステムになっています。

 

 

https://www.studyinnewzealand.govt.nz/why-nz/education-system/
引用元:New Zealand Education




また、下記の点が中学からの留学をおすすめるポイントであります。

  • 他の英語圏に比べてニュージーランドは費用が抑えられる
  • 国をあげて留学生を支援しているため受け入れ体制がしっかりとしている
  • とってものんびりしているのでマイペースで学習できる
  • 入学条件として英語力が必ずしも必要とはされない
  • 入学できる時期が年4回もある(おすすめは2月と5月)
  • 学校の毎日通学するだけで単位・卒業証明書がもらえる
  • 日本のAO入試に必要な条件が増える
  • 帰国子女として大学受験資格が得られる


不登校の留学先として ニュージーランド が選ばれる理由

 

 

 


不登校 の留学先として ニュージーランドが選ばれる理由は何といっても 費用です。

 

他の国と授業料を比較してみました。

 

この表を参考にして頂いても費用を抑えられるのはニュージーランドです。

 

 

  ニュージーランド アメリカ カナダ オーストラリア イギリス
公立 NZ$13,000
(約100万程)
US$17,500
(約170万程)
CA$13,000
(約120万程)
AUS$12,500
(約110万程)
受入なし
 

その他のニュージーランドを留学先として選ぶ理由

  1. 生徒さんの英語力や才能によって必須以外の科目を選択することが可能。
    まず、英語がビギナーレベルの生徒さんは英語を専門に勉強するコースをもっている高校をおすすめします。
    そして、15歳からのY11と言われるシニア過程になると今後の進路を考慮し自分にあった教科を選択。
    13歳のSecondary schoolに入学した時には英語、数学、理科、体育、音楽、社会、好きな言語の科目が必須として2年間勉強。


  2. 科目は自分の学習能力によって先生と相談
    日本ではみんな一斉に同じこと勉強しますが、ニュージーランドでは英語の理解力語彙力合わせて勉強する科目とそれぞれの生徒に応じて学年を先生が選びます。英語力のある人は年齢と同じ学年で学習、英語がビギナーの人は学年レベルを落として学習。それでも単位は取得できます。


  3. ニュージーランドの高校は公立でも男子校と女子校、共学とあり選ぶことができます。


  4. 学校のお休み(スクールホリデー)が4回x2週間。計8週間お休みとターム4の最後の学期は12月初旬にテストが終わり、新学期は1月末から始まります。正味通学する期間は9か月弱


  5. 最終学年では帰国子女やAO入試の準備のため試験の始まる9月下旬には学校と交渉すれば帰国も可能。臨機応変に対応してくれる学校が多い

 

不登校からの 帰国子女枠での日本の大学受験について

 

 

 

文科省のグローバルが2020年に始まり英語教育が改正されます。文科省が目指す教育がまさしくニュージーランドで学ぶことのできる内容訳です。

 

 

○英語学:英語の音声、単語、文法、言語習得過程等の基礎についての理解を深めるなどを目的とした科目
・英語の音声、語彙、表現、文法及び第二言語習得理論  等
○英米文学:文学作品を読むことにより、文章表現などの英語力の向上に加え、英語圏の歴史、社会、文化についても学ぶことなどを目的とした科目
・英語の文章表現、英語圏の歴史・社会・文化 等
○英語コミュニケーション:リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4技能の能力を向上させること、コミュニケーション教育に関する理解を深めるなどを目的とした科目
・コミュニケーション能力を育成するための目標設定の在り方と目標達成のための具体的な手法
・発表、討論、交渉などの能力の育成  等
○異文化理解:日本文化との比較などにより、英語圏の文化を学ぶことなどを目的とした科目
・英語を日常的に使用している人々を中心とする世界における日常生活、風俗習慣、地理、歴史、文化、自然科学 
・異文化の人々とのコミュニケーション、非言語コミュニケーション 等

引用元:文科省

 

 


まず、日本から来た留学生がクラスで刺激を受けるのがニュージーランドの現地の生徒が 発表、討論、交渉などの能力 を持ち平気で先生に授業中に分からないところを質問したり、パワーポイントを使ってプレゼンテーションをしたりすることろだと言います。


このような環境の中で、1年,2年と留学をしていると自然と日本の大学が求めている学生の要素を培っていく訳です。この経験が盾となり将来の道が自分の意志で決められるようになっていきます。卒業を迎えるときにはもうすでに人格が出来上がりとても精神的に成長していくことでしょう。


Y13の最終学年では7月には普通の大学が帰国子女枠入試の願書の受付を始めます。そのため、学校に書類を用意してもらい卒業見込み証明などを受験する日本の大学へ発送します。


基本的には成績証明、出席率のレポート、学校からの推薦書、卒業見込み証明、願書の記入が必要書類になります。


留学を始めたころからどこの大学に行って何を勉強したいかを検討し、その大学の願書を取り寄せ、志望動機や留学での活動記録など受験に利用できる内容の活動を留学中にしていることをおすすめしておきます。

まとめ

不登校からの留学そして帰国子女枠での日本の大学受験。今までたくさんの生徒さんをお世話してきました。
みんな辛いことがありましたが、ニュージーランドで学校に通学し授業に出れるという基本のことが出来るようになり、更には英語で授業を受け、受け答えができるようになり、英語で発表までできるという能力が養われていき立派に日本で大学生なっています。
日本では、学校に行けずに家で引きこもりの状態が続きお子さんの将来が心配だったご両親も今は立派に成長されたお子さんが日本で大学生になっていらっしゃることにとても感謝されています。
勉強だけでなく本来の生き生きとした人生感を取り戻し立派に社会人にもらえるように応援しています。

留学のご相談は下記まで

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