そろそろ日本では3学期が始ます、でもしばらく学校に行けてないお子さんがいらっしゃるご家庭もあると思います。
ところが、『引きこもり』になってしまい学校に行けなくなった生徒さんがニュージーランドで留学をして無事に留学を終え、帰国子女枠で日本の大学に合格。今は立派に就職も考えて内定をもらっている生徒さんがいらっしゃる生徒さんもいらっしゃいます。留学を達成して立派に日本の大学生になられた生徒さんのお話をご紹介したいと思います。
まず、『引きこもり』の定義についてご紹介したいと思います。文科省では下記のように表現されています。
引きこもとは、仕事や学校に行けず家に籠り、家族以外とほとんど交流がない人の状況を指す。現時点では、日本の厚生労働省はこうした状態が6か月以上続いた場合を定義としている。また内閣府は引きこもりの実態を把握するために、15歳〜39歳までの若年層を対象に調査してきたが、2018年現在では15歳から39歳を対象にした調査で推計した54万1,000人より多くなっている。
引用元:厚生労働省
今、この記事を読んでいらっしゃる方のお子さんだけが『引きこもり』になっている訳ではありません。
とってもたくさんのお子さんが引きこもりで学校に行けずにいます。
出来るだけ早く対応されることをおすすめいたします。
目次
引きこもりの生徒さんの留学をするまでの経緯
Kさんの体験談:
日本で中学を卒業後、受験をして第3希望の私立高校に入りました。目指していた高校ではなかったので悔しい思いをしたことを今でも覚えています。
通った高校ではテニスクラブに入部しましたが、先輩が怖くすぐにやめてしまいました。
2学期に入り友達が突然はなしてくれなくなったのをきっかけに、学校を休みがちになりました。
両親は学校に行かなくなった僕のことをとても心配しますが、声をかけられると逆に反抗して辛くあったたことが続きました。
家に居てもすることがないのでゲーム三昧!
数か月すると昼と夜が逆転し夕方に起きて朝ごはんを食べ、夜中はゲームをし、朝になると寝るという生活が続きました。
父は海外主張が多くあまり話す機会がなかったのですが、突然、通信制の高校で高校卒業資格だけでもと提案されました。しかしながら、3か月くらい家で勉強しましたが続きませんでした。
数か月後、父からニュージーランドの高校に留学しないかと提案され、このまま家で引きこもりの人生を送るよりましだろうと高校留学を決意します。
留学を決めてからの準備と留学をしてからの自分
留学を決めたのは高校2年の7月でした。
心の準備が必要だったのでしばらく英語の文法をおさらいするため4週間日本で英語の塾に通い勉強しました。
8月の末にはニュージーランドの語学学校に半年ほど通い英語の勉強をしました。英語は得意な方ではなかったのですが、なんとか高校に入れる英語のレベルになり毎日朝起きて学校に行けるようになった僕がいました。
1年前の自分では考えられないほどの行動でした。
ホストファミリーもとても優しくて、語学学校も楽しく英語を学ぶことが好きになりました。
毎日ゲームをして昼夜逆の生活をしていた自分が恥ずかしいくらいです。
自分が現地高校に入ったのは高校2年生の1月でした。
みんな年下の留学生でしたが、英語コースで楽しくわいわい人間関係に悩まされることなく学校に通いました。
そして高校にジムがあったので、体を鍛えようと思いメンバーになり毎日筋トレに励みます。
ニュージーランドの学校はジムの施設を持っているところが多いので僕には天国でした。
でも、ホームステイではほとんど勉強していませんでした。テストの結果も良くなかったですが、なんとか卒業証明をもらえました。
インターナショナルの先生もとても親身になって考えてくれ、出席率もよかったから卒業証明をくれたのかと思います。
帰国処女枠での進路決定
高校2年生で留学をしましたが、帰国子女枠で日本の大学を受けるには最低2年の留学期間が条件というところがたくさんありました。その為、2年間の留学をしました。でも、帰国子女枠での大学受験は9月に一度日本に帰国しなければななりませんでした。
3つ大学を受けるので9.10月とニュージーランドと日本の往復を3回しなければならないのでそのことを学校に告げると、なんとあなたの進路のことを優先にしなさいと特別許可をもらい勉強していることにしてもらって、卒業証明書をもらえることになりました。これで僕の留学生活が完了。19歳でした。
その為大学入学は20歳になる年でした。
体を鍛えることを仕事にしたいと思ったので、自分が選んだ大学の学部はスポーツ科学部です。
受験に必要だった書類は下記のとおりです。
- 卒業見込み証明書
- 学校からの推薦書
- 願書
- 志願理由書
- 成績証明書
- 写真
- 試験料を振り込んだ領収書
自分の希望の大学に入学
引きこもりだった自分は2年間でした。いろいろ親に勧められカウンセラーに相談したり、定時制・通信制の高校など試してみましたが自分には合いませんでした。
最終的に選んだニュージーランド留学は2年間でしたが英語もある程度わかるようになり、コミュニケーションも取れるようになり満足しています。
一番は自分のやりたかったスポーツトレーナー。その道に一歩近づくことが出来たので夢のようです。これから日本の大学で専門を勉強し、さらには日本に来る外国人へのアドバイスが出来ると嬉しいです。
日本の高校は断念しましたが、今は精神的にも成長しどんな環境でも乗り越えれることを学びました。
ひたすら目標に迎えて体を鍛え、留学をさせてくれた両親へ感謝する日々です。
まとめ
こんな体験記を書いてくれました。
お子さんについて悩んでいらしゃるご両親、簡単なことではありませんが2年間の留学でこのように立派な大学生になることが出来ます。
どうぞまずは語学留学3か月から体験でお子さんを留学させてあげるのも一つのオプションではないでしょうか?
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