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語学留学のホームステイ先はその国の現地の人がホームステイ先になるとは限りません。英語圏では移民の人たちがホームステイをしてくれるところもたくさんあります。そのため、日本人からするとせっかく留学するのにとネイティブスピーカーじゃないの?と期待外れに思われるかもしれませんが、メリット・デメリットがありますのでご紹介したい思います。
ホームステイっていったい何?定義について
ホームステイとは、留学生がお金を支払って留学先の一般家族と一緒に生活を共にし,お部屋やお食事を提供してお世話をしてくれる家庭。
家族の一員として、その家庭の習慣やルールに従って生活をしなければいけません。日本の家庭のように全部やってくれる家庭と違いますので外国ではお洗濯やお掃除などもきっちりとお手伝いをオファーし、できるだけお手伝いを心がけることがうまくやっていく秘訣。
コミュニケーションをとることが一番大切で、英語ができないからと言って部屋に引きこもるのではなく積極的に話掛けることを心がけましょう。
一般的なルールについて
- 食事の提供があるので、もし週末お友達と日本食レストランに行くなど食事がいらないときはホストに前もって伝えておかないといけません。
- 通学費は自己負担になるのでホストファミリーに送り迎えを期待しない
- ホストファミリーと出かけるときの費用は負担する
- ホストファミリーの文化を理解し尊重する
- 毎日、ベッドメイクをする
- シャンプーリンスなどの生活用品自分で用意する
など、基本的なルールを守って、ホストファミリーとコミュニケーションをとる時間を決め,英語をできるだけ使うようにすることで英語の上達は早いです。
英語がゼロでもホームステイをしてストレスにならないか
英語がゼロで留学する人もたくさんいます。
会話ができないところから引きこもってしまう生徒さんもいますが、こんな辛さは実は異文化交流の一環です。ホームステイは留学生を受け入れたからと言って自分たちの今までの生活を変えることはありません。
ゆっくり話をしてくれることはありますが、携帯のアプリでGoogle 翻訳のアプリを使っての会話も基本は留学生が辞書を使ってわからないことを調べるなど、辛い事やしんどいことを感じます。でも、それが英語を上達させる努力です。
苦に思わずに継続しましょう。
もちろんストレスにはなりますが、このストレスを少なくするには日本で英単語やフレーズを覚えてくることです。
基本的に多くの日本人の留学生は2か月未満の留学期間がほとんどだという統計が出ています。多くの日本人留学生は英語ゼロで留学をし海外生活を体験しているので、同じような道をたどっています。
短い期間の留学でも、みなさん立派に良い経験をされ留学が刺激やきっかけになりいろんな方向に視野を向けて将来の道に良い影響をもたらせています。
もちろん英語ゼロで1年ないし3年間の長期留学する留学生もいます。その留学生は時間を掛けながらゆっくりとマイペースでホームステイとの距離も上手くとりストレスを感じないよに生活しています。
ホームステイ先がネイティブかノンネイティブかの違い
日本ではあまり考えられないようなことかもしれませんが、英語圏に留学するとホストファミリーがメキシコ系やインド系アラブ系の移住者であることはもちろんあります。
英語が話せない人も家族にはいるかもしれません。特に大都市になると「人種のるつぼ」と言われるくらい世界中から来た人が住んでいます。
日本は外国人の受け入れを抑えているため、同じ民族で日本語を話すというのが当たり前ですが、英語圏では違います。
永住権や市民権をもった国民であることには間違いありません。また、きっちりとした家庭の人たちが責任をもって留学生を受け入れてくれているので安心して滞在することができます。
改めて違いを紹介したいと思います。
- 食べるものが違う
- 英語が違う
- 言語が違う
- 文化も違う
- 習慣も違う
- 宗教も違う
このようにいろんな経験ができるのが違いです。
問題を避けるためにも、現地のネイティブのホームステイに滞在することを目的とし大都市で留学されたい留学生は「白人社会の家庭」をきっちりと希望してる方がよいでしょう。
ノンネイティブのホームステイに滞在するメリット
ヒスパニック系やフィリピン系、マレーシア系、シンガポール系、ポリネシアン系、アラブ系などいろんな家族がホームシテをしています。
こんな人たちと一緒に生活する上でのメリットは何かというと
- 英語が第二か国語なので気持ちを分かってくれる
- 食べ物が美味しい
- 結構なんでもしてくれる
- 優しい
- 英語以外の言語が学べる
など、違いはたくさんあります。
英語圏の家庭は、子供が18歳になると自立して生活できるように指導をしていきますので、結構なんでもお手伝いをするように生活をします。
中学生くらいになると、
- ランチは自分で適当にサンドイッチを作る。(小学校高学年からでもありえる)
- 朝ごはんもシリアルやトーストを自分で作って食べる
- 晩御飯も当番制で作る
- 洗濯ものを干す、取入れ
- 掃除機
- 皿洗い
- 毎日のベッドメイク
その点、アジア系の留学生は大切にされているのは学業です。
そのため、両親が特にお母さんが難でも子供のためにやってくれるという生活スタイルになれているため、留学先でいろんなことを言われると「エー。お金払ってるのに」となりますが、ネイティブのホームステイに滞在するとこうなるパターンが多いですが、上記に述べた家庭に当たると「お手伝いをします」というと「また今度でいいよ」と優しく声をかけてくれる家庭が多いです。
多国籍の家庭に滞在した時はどんな感じ?
留学の一部といってもおかしくないホームステイですが、確かに「生の英語を毎日耳にし過ごす」というのはなかなか留学しないと経験できません。
英語ゼロで留学して短期で帰国する人にとっては、ホームステイ先がネイティブと話をするチャンスなのに、ネイティブのホームステイに滞在できないとなるとショックという方も多いです。
ノンネイティブのホームステイに滞在すると英語にアクセントがあります。また、なかなか英語が聞き取りにくかったり相手も、日本人英語がわかりにくかったりします。
また、食事の面でもインド系であればベジタリアン系が多くカレーが毎日でマイルドで作ってくれていても日本人にとってはとても辛かったり、アラブ系だとポークを食べてはいけない宗教なのでポークは食べられないまた、ハラールミートといってお祈りをしてあるチキンのみ食べたりと食文化の違いがあります。
家の人が金曜日には宗教の集まりで夜家にいないなどいろんな経験をすることができます。(キリスト教なども日曜日の集まりがあります)
特に学校からの留学でみんな大人数で短期留学をする場合はノンネイティブのホームステイに滞在するチャンスが高くなります。
ホームステイの登録件数にも限りがあり、できるだけ学校からの近くのホームステイを手配してあげようと思うのが学校です。
当たり外れがあるといっても間違いはありません。
私が経験した中で、良かったなと思うホストファミリーの家族構成はリタイアされたカップルに滞在することです。時間にも余裕があることから、留学生にかまってくる時間も英語を話す時間もたっぷりあります。
カップルだと二人で留学生の面倒を見てくれ、いろいろ相談しながらアドバイスをくれます。
また、夫婦のどちらかが日本人の家庭。
子供もバイリンガルで日本語も英語も家の中は飛び交っているので、英語がゼロの人だと英語の上達がものすごく早いです。
わからないことを日本語で説明してくれ、解説してくれるので単語やフレーズが覚えやすくなり、日本の文化や食文化も家庭でわかっているので、抵抗なく受け入れる態勢がとれています。
なんといっても、おいしいインターナショナルなご飯がたまりません。
まとめ
今回はホームステイ先が英語環境ではない家庭もある、その違いとメリットデメリットについてご紹介しています。英語圏に留学をしたからと言ってホストファミリーがネイティブとは限りません。特に語学留学で短期でグループで行った場合のホームステイ先は手配の関係もありノンネイティブに当たる可能性が高いので、前もってリクエストをすることもアイデアです。