今日は来週来られる日本の幼児教育に携わっていらっしゃる視察研修ツアーの下見にKohanga Reoのニュージーランド南島を統括するセンターへ行ってきました。
目次
幼児教育で海外といえばニュージーランド
1996年に導入された先住民族のマオリ族の教育方針がニュージーランドの教育の先駆者となりました。2017年に新しく改訂されさらに良くなった教育方針でグレードアップした中、ニュージーランドの子供たちは学んでいます。
テファリキというカリキュラムは4つの原則、5つの要素から構成られておりその中にそれぞれの幼児施設がイタリアのモンテソオーリやドイツのシュタイナーなどいろいろな教育方針をとりいれています。
テファリキはマオリ語で縦と横に編むという意味を含んでいます。
下記の紹介した要素を絡み合わせて作られた教育方針がテファリキできす。今では世界中から注目されており視察旅行に来る専門家の教育者たちが増えてきています。
4つの原則
・Empowerment 子供が自分で力を付けること
・Holistic Development 個人のみだけでなく全体として人間的な成長をする
・Family and Community 家族そしてその地域の中で一体となって子供を成長させる
・Relationships 子供が周りの環境の中でつながりを発見しその関連性を学ぶ
5つの原則
1.Well-Being 健康でハッピーであることが大切とする教育
2.Contribution 授業に参加する、社会に参加し個人の重要性を強調
3.Exploration 冒険したり、探求させて学ぶ
4.Belongings 地域に絡み合いその中に存在することを感じさせる
5.Communication それぞれのもつ文化や言語を理解し学ぶ
日本との大きな違いは団体生活をせず、テーマを決めたお遊戯の中からその日に子供たちが遊びたいものをそれぞれ選び各自遊んで学ぶところです。また、先生や保護者も子供の個人を大切にしサポートしています。
サポートというのはとにかく子供をけなすことなく褒めてあげるもしくは褒めれるようなところを探してあげます。
その子供の良いところを伸ばしてあげるというのが特徴です。
もちろんしてはいけないことや危険を感じうようなことはその都度先生がモニタリングをし注意していきます。
ラーニングストリー
先生や親が子供の成長記録を書いていきます。モニタリングしている子供たちの良いところまたはできなかったことできるようになったことなどをファイルに記録していってくれ親がいつでも見れるようになっています。
また、施設を卒業する時はそのファイルを持ち帰ることが出来ます。
縦割りの教育方針も導入していて保育所などでは0歳から5歳までの子供たちがみんな一斉に遊んでいます。グループで遊んでいる子もいれば一人でスライム遊びに集中している子供もいます。
日本にも幼稚園や保育園では連絡ノートがありますが、その日に会ったことや体調について書かれてあることが多いと思います。ニュージーランドではそれ以外に新しく子供が発見した出来事や遊ぶことから何を発見していたかなどさらに詳しく記載されています。
また、子供が今どんなことに興味を持っているかなど家庭教育でもその子供の個性をいかせてあげるポイントなどが記載されています。
幼児教育 海外研修旅行
日本からたくさんの専門家もしくは教育現場に携わっている方たちがニュージーランドの教育方針を学びにいらっしゃいます。
ツアー内容
・大学でテファリキの講義を2時間ほど受けていただき、基本の方針を学んでいただきます。
・各教育施設を訪問 (マオリの保育園、保育園、児童館、幼稚園、小学校)
・公園を視察など
現場を確認していただくことによりさらに良いポイントを各教育機関で発見していただくことが出来ます。
まとめ
南島のマオリの幼稚園を統括しているキャサリンさんが日本のみなさまにニュージーランドの教育システムテファリキなどの説明をしてくださいます。その他マオリの儀式や伝統的な文化を含めてウエルカムパーティーなども用意してくれているので楽しんでいただけると思います。
2017年に改訂されたテファリキの指導方針によいさらに一層世界中から注目を浴びるようになったそうです。
日本にはない個性を豊かにする大切にするという教育方針を学びに来てください。